あけましておめでとうございます.caketetuです.
前回の投稿からずいぶん時間が経ってしまいましたが,
年末にElecrowにPCB基盤を外注した話です.
基板外注業者は,最近増えていて結構な数がありますが,
Elecrowを選んだのは,価格と納期です.
品質に難ありと聞きますが,それは設計段階である程度カバーしようかと.
今回はお試しということで以前ユニバーサル基盤で作った
温湿度センサ付きWIFI時計をPCB基盤で作ってみます.
回路図です.
あとで気づきましたが,マイコンからトランジスタへの
配線は,直結しないと電流が足らず液晶が点灯しないようです.
ガバーデータ作成にはeagleを使いました.詳しい使い方はここでは
割愛しますが,作成の手順としては
1.schematicで回路図を作成
2.boardを開き部品を配置
3.Net classesを設定し,オートルーティングを実行
4.気になるところを手作業で変更
5.DRCを実行し,ガーバー出力
実際の作成では,回路図の前にライブラリの編集作業がありました(これが
結構大変だった...).
自分はeagle/lbr下にマイライブラリフォルダを作成しています.
5.ではElecrowで設定ファイルをダウンロードしておきます.
できたものがコチラ
できたガバーデータのうち必要なものをzipで圧縮します.
出来上がり図を見たいですが,Elecrowサイトでは見ることが
できないので,fusionPCBサイトで確認します.
確認したらElecrowで発注するだけです.特に困ることはない
と思います.今回は,2層基板5枚,色は緑でその他はすべて
標準の設定で発注しました.
運送業者はOSCが早いみたいです.納期を気にしなければ
安いものでいいと思います.
2017 12/24 発注
2017 12/29 作成された基盤のメールが届く
2017 12/31 自宅に到着
早いですね.大体一週間ぐらいで届きます.
気になる料金は
基板代 $4.9
配送料と手数料 $13.23
合計 $18.13
でした.日本円で2000円ぐらいです.
配送オプションによってもっと安くできます.
届いたのがこちら.7枚届きました.
気になるところは特に無しです.
スルーホールが良く見えない箇所がいくつか存在しましたが,
内部ではきちんとつながっているようです.
完成
致命的なミスによりジャンパを余儀なくされました...
現在は,このような基盤の外注も簡単にできます.
やはりPCB基盤の方が完成度が高く,コンパクトにできる
所がいいですね.
今後も,コレだ!と思う基盤ができたら,積極的に活用
しようと思います.
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